今日はもう一つ、飼育魚の紹介を。
この魚は、
スファエリクティス・バイランティ
Sphaerichthys vaillanti
と言う魚で、西カリマンタンのカプアス川水系に生息する体長5cm程度の小型のグラミーの仲間です。多くの魚はオスのほうが体色が鮮やかになるのに対してこの魚は、メスの方が鮮やかな体色になります。成熟したメスは紅と緑の横縞模様が入り非常に綺麗です。写真の上がメス、ぼやけてるのがオスです。我が家のメスはまだ成熟しきっていないので、そこまで鮮やかな体色ではありませんが…
弱酸性の水を好むので、ソイルでの飼育がいいと思います。一度水に慣れてしまえば丈夫で、人工飼料も食べてくれるので、飼育じたいはさほど難しくはありません。
繁殖はマウスウブルーダータイプで、難しいとのこと。もう少しメスが大きくなったら朝鮮してみたいです。
このバイランティですが、以前はペアで1万円以上していました。しかしここ最近急激に値段が下がり、1ペア3000円程度になりました。高い魚が安くなってくれることはうれしいのですが、それ以上に何か切ない気持ちになります。熱帯魚にはよくあることなのですが、やはり高い魚は高いまま手の届かない存在としていたときが1番魅力的に思います。そんなことを言いつつも、ついつい買ってしまう貧乏学生の悲しい性…